2019年5月22日水曜日

Juice=Juice 段原瑠々バースデーイベント2019 (2019-05-08)

赤坂駅前の文教堂書店で『フットボール批評』を購入した。私はこの雑誌を定期購読していた時期がある。積ん読になってしまいがちだったので、今では特に読みたい特集があるときだけ買うようにしている。喜田拓也選手、小倉勉さん(SD)、永井紘(FRM事業部)とマリノス関係者の三人へのインタビューが掲載されているのだ。試合を観るのとはまた違う、語る面白さ、考える面白さを味わえる雑誌だ。何年か前、週末に少年フットボールのコーチをしていて審判の資格を持っている紳士(元同僚)と飲んだ。当時の私は試合をほとんど観ていなかったが『フットボール批評』の内容を受け売りすることで話が弾んだ。フットボール先進国では代表監督とクラブ監督の役割は明確に棲み分けがされている。代表監督のは選手を選ぶのが仕事であって育成の役割はない。日本ではそこがごっちゃになっている。とか、プロになる前に個人戦術を身につけるのが大事でそれなくしてはチーム戦術は成り立たない、日本はそこが遅れている、とか。

マイナビBLITZ赤坂。Hello! Projectではそれほど使用しない箱だ。私は前に一度だけ来たことがある。Berryz工房×℃-ute 超HAPPYコラボ2012 ~スッペシャルでバコーン!~だ。当時はマイナビという冠が付いておらず単に赤坂BLITZという名前だった。

17時半からの公演に間に合うためには午後半休を取らないと間に合わなかった。ゴールデン・ウィークが終わったばかり。今週末からまた五連休を取ることを考えるとやや大胆な休暇の取り方だった。連休が実際に明けてみると、特に普段より忙しいということはなく、平穏に退勤することが出来た。

平日のバースデー・イベントで早い時間と遅い時間の両方に申し込むと早い時間だけが当たる可能性が非常に高い。半休の取得が必須になるであろうと応募時に分かっていた。それくらいの調整は当然だと思えた。応募した時点では。是非とも入らなければならないと思っていた。ところが当日になると私の精神状態がいまいち。おとといJuice=Juiceのコンサートを観たときよりはマシだったが、まだそのときのモチベーションの低さが尾を引いていた。だいぶ淡白な気持ち。いや、普通に楽しめたんだけど、普通だった。

段原さんは研修生時代、℃-uteのバックダンサーとしてよくツアーに帯同していた。元チーム℃-uteとしては自然と笑みがこぼれるセットリストだった。『都会っ子 純情』とかさ。チャントが身体に染みついている。こういう、自分の出自を語るようなセットリストの組み方はすごくバースデー・イベントらしくていいなと思った。去年のバースデー・イベントに続いて今年も弾き語りがあった。弾く前に、去年から上達していませんと段原さんがおっしゃって、笑いが起きた。

珍しく、Hello! Projectではない曲があった。薬師丸ひろ子さんの『セーラー服と機関銃』。皆さんには懐かしいんじゃないかと思いますと段原瑠々さんが発話なさって、ドッと笑いが起きた。Juice=Juice支持層の中では私は冗談抜きで若手の部類に属するので、懐かしいどころか分からなかった。曲名くらいは聞いたことがあったが。今日はじめて聴いて、いい曲だと感じた。後で検索したら1981年の曲だ。聞き手が1981年にドロップされた曲を懐かしく思う人たちであることを前提に、2001年生まれの少女が組んだセットリスト。

バースデー・イベントでは珍しいことに衣装替えがあった。段原さんは途中から学生服にお着替えになって再登場した。現役高校生アイドルさんの学生服姿を(本物の制服ではないとはいえ)鑑賞できる機会はそう滅多にない。もちろんその辺の野良高校生の制服姿は簡単に見ることが出来るが、それはまったくの別物だ。コスプレになる前に着てみたかった、と段原さんはおっしゃった(来年のこの時期には段原さんは高校を卒業している。留年でもしない限り)。彼女が学生服に着替えてからの私は、歌を聴くことよりも双眼鏡越しに凝視することに集中した。

帰り道、赤坂駅からの東京メトロの混み方にびっくりした。電車を一つやり過ごしたが次も満員だった。コレで通勤はしたくない。帰宅後、つばきファクトリー 浅倉樹々 活動休止のお知らせが22時に発表され、ショックを受けた。浅倉さんの治療が順調に進むことを祈る。絶対に戻ってきてほしい。