2019年10月3日木曜日

月光 (2019-09-29)

つばきファクトリーさんのコンサート・ツアー日程が発表された時点では、札幌公演は私の眼中になかった。前のツアーで名古屋岐阜佐賀福岡に行ったばかりだ。消えていくお金。今回は抑えめにしないといけない。会社の海外出張で貯めたJALのマイルは佐賀と福岡への遠征で使い切っている。だから飛行機での移動を要する地方での公演は申し込みの検討対象から外していた。北海道はいつか訪れてみたい土地ではあったが、今はそのタイミングではない。そう思っていた矢先(7月8日)、小野瑞歩さんのブログ
北海道公演の日、9月29日に19さいになるんです〜!
自分にとって特別な日にライブができるなんて、、、嬉しいよ〜😊
お誕生日当日は、応援してくださるみなさんに会いたい!会いに来てくれること、楽しみにしててもいいですか〜。
日程を詳しく見ていなかった。そうか、札幌公演の日は小野瑞歩さんのお誕生日だったか…。即決は出来なかった。翌日、私はファンクラブ先行で札幌の二公演を申し込み、羽田と札幌の往復航空券をJALのサイトで購入した。あの #みずほからのおねがい を見て見ぬふりをするのは、私には出来なかった。前後に観光をくっ付けるなんていうぬるい計画はない。私は小野瑞歩さんのお誕生日をお祝いするためだけに、日帰りで札幌に行く。9月29日は、日曜日。翌日は会社を絶対に休めない(そういう日が年に二、三回ある)。

勢いで航空券を予約したので後から気が付いたが、7時半に羽田発の飛行機に乗るには相当な無理がある。家から向かおうとすると4時半くらいに起きないと間に合わない。不可能とは言わないけど、リスクが高すぎる。蒲田のカプセル・ホテル(カプセルイン蒲田)を予約した。当日の移動で『飛行機に乗り遅れる』(MC松島さんの名盤)余地は残されていない。航空会社をJALにしたのもLCCだと信用できないからだ。急に欠航になることがあるんだろ? 知らんけど。安物買いの銭失いをしたくなかったんだ。航空券代を失うだけならまだいいけど、公演に間に合わないことで失うものはプライスレスだ。(とはいえ航空券の料金はそんな変わらなかった。LCCはもっと安いものなのかと思っていた。)

  (1) 9月29日 JAL503便
   東京(羽田) 7:30発 → 札幌(新千歳) 9:00着
      普通席 /座席番号 17H
     ご利用運賃 ウルトラ先得/合計 11,360円
   
  合計 11,360円

  (1) 9月29日 JAL598便
   札幌(新千歳) 21:45発 → 東京(羽田) 23:30着
      普通席 /座席番号 29H
     ご利用運賃 先得割引-タイプB/合計 16,260円
   
  合計 16,260円

飛行機代は計27,620円。チケットに換算すると約四公演分。

カプセル・ホテルの大浴場で温かいお風呂と水風呂を往復し、休憩スペースで二階堂のソーダ割り(480円。焼酎がしっかり入っていておいしかった)を飲みながらiPhoneでベガルタ仙台さん対横浜F・マリノスを観るまでは順風満帆だった(試合結果は芳しくなかったが)。問題はその後。明日の起床に万全を期すために22時前には就寝体勢に入った。身体の複数個所がかゆくなって、まともに眠れなかった。ダニか何かに噛まれたようだ。お金を払って泊まる施設でこんな目に遭うのは初めてだ。

私の左腕に巻かれたFitbit Charge2の記録によると、私の睡眠はこうだった(括弧内の時間は覚醒を除いた純粋な睡眠時間):
21:57-0:24(2時間16分)
2:09-5:26(2時間52分)
時間だけを見れば二回の睡眠で5時間を超えてはいるが、質が高いわけがない。ともあれ、飛行機に間に合う時間に起きることは出来てホッとした。風呂に入って、チェック・アウト。私はこの宿を二度と利用しないだろう。

■京急蒲田    1番線発
|  京急空港線(羽田空港国内線ターミナル行)   6.5km   前・後
|  06:30-06:41[11分]
|  335円
■羽田空港国内線ターミナル    1・2番線着

新千歳空港の滑走路に鹿が入ったことによる滑走路の閉鎖で出発が遅れたというアナウンスメントに沸く機内。遅れは15分程度で済んだので問題ない。札幌ペニーレーン24の最寄り駅である琴似までは快速電車で一本。北海道に来た気分を盛り上げるため、MC松島さん(北海道出身)の“geranium”を聴く。

■新千歳空港   
|  快速エアポート95号(小樽行)   50.4km 
|  09:30-10:17[47分]
|  1,210円( 指定席 520円 )
■琴似(北海道)

琴似駅から歩いていると会場に近づくにつれ雨が降り出し、次第にやり過ごせる雨量ではなくなってきた。ローソン札幌二十四軒4条店で折りたたみ傘をゲトる。10時半すぎ、グッズ列じゃ最後部の奴らになる。グッズの販売開始は10時からなのだが、同時刻からコイン・ロッカーを開放している。いいね。助かる。どの会場もこうであってほしい。(パッと見、駅にコイン・ロッカーはなかった。)DVDマガジンの新作と、日替わり写真の小野瑞歩さん、谷本安美さん、小野田紗栞さん、山岸理子さん、あとソロ2L写真の小野瑞歩さん。5,500円。お釣りで百円玉入れてもらえますか? ロッカーを使いたいのでと頼むと、両替は出来ないので…と断りつつ五百円のお釣りを百円玉で渡してくれる、ツンデレを心得た物販のお姉さん。11時3分、コイン・ロッカーに荷物を入れて外に出る。小野(瑞)Tシャツを忘れた。クソ。200円だから後で取り出し直すか。

遠征民の移動時間に配慮しているのか(いや、そんな訳はないな。メンバーさんとスタッフさんの移動の都合か)今日は公演の時間が通常よりも早い。昼公演が12時半開場、13時開演。夜公演が15時半開場、16時開演。昼食を摂るかどうかは少し迷うところだった。大体の飲食店が11時半から営業を始める。すぐに入店して注文から間もなく料理が出てくればいいが、そうでなければ開場時間に間に合うかが際どくなってくる。アップフロントさんが私に与えた昼公演の整理番号が、21番なんだ。開場時間に遅れることは絶対に許されない。10分前には現地にいた方がよい。そう思いながら歩いていると、11時から営業している店を見つけた。松尾ジンギスカン。11時20分に入店し、3分後には大盛りマトンランチセット(肉300g)1,400円が目の前に置かれた。ハーフのキムチ150円を追加。たぶん人生初のジンギスカン。タレが糖質ゴリゴリで危険。日常的に食べていい甘さではない。でも、おいしい。真ん中で焼いているマトンの肉汁が鍋の周辺に落ちてきて、そこで煮ている野菜が味わい深くなるんだ。

昼公演 12時半開場、13時開演

12時15分くらいに会場前に到着。コイン・ロッカーから小野(瑞)Tシャツを取り出し、傘を入れる(雨は止んだ)。200円を入れて鍵を閉め直す。既に係員が来場者を番号順に並ばせている。60何番くらいまで進んでいる。列の二人くらいに声をかけて自分の位置を探し当て、列に入る。入場。12時34分、2列目のほぼど真ん中(ほんの少しだけ右寄り)の位置を確保。思ったよりもいい場所。右のほうが先に埋まっているという不思議な現象。そっちに目をやるとエメラルド・グリーンを着用した独身異常中年男性が集中している。小野瑞歩さんは比較的そちら側にいがちなので、彼らがそこにいるのは納得できた。私も埋まり具合が同じだったら真ん中より右寄りを選ぶ。今日は右に行くと三列目以降になる。二列目の真ん中というのも絶好の位置なので、今回はこっちにした。開演前のいわゆる影アナは小野瑞歩さんが担当した。注意事項を(詰まりながら)読み上げた後、今日は何の日か分かってますか? と我々に問いかける小野さん。みずほ! みずほ! の掛け声が沸き起こる開演直前。

序盤(とは言っても立て続けに5曲もパフォームした後)、つばきファクトリーさんが一列に並んでメンバー紹介をしたり意気込みを語ったりするセグメントで、サプライズがあった。通常はリーダー(山岸理子さん)かサブ・リーダー(小片リサさん)が進行役を務めるところ、お誕生日の小野瑞歩さんが仕切りを任されていたのだが、彼女が次に進めようとすると山岸理子さんがそれをぶった切った。驚く小野瑞歩さん。少し前に右側の袖に捌けていた谷本安美さんが、ケーキを持って現れた。ハッピー・バースデーの歌をメンバーさんと我々で一緒に歌う流れに。そのときに会場に流れていたのがハッピー・バースデーの歌で二番目に有名な、テンポの速めなあの曲だった。え、この歌(を歌うの)? と岸本ゆめの さんが身体を揺らしながら確認していたのが可笑しかった。合唱するのは定番のあの歌だった。名前の箇所は、みずほ。小野さんが19歳になる当日に2列目でこれを歌えて、彼女の反応を間近で見られて、北海道まで来てよかったと私は思った。本当に運がいい。19歳の抱負は? と山岸理子さんに聞かれた小野瑞歩さんは、嬉しい…と言ってから、大人っぽさを意識しつつ…と言ってから十代最後の歳なのでどうのこうの的なことを言っていた(内容を私が忘れた)。

『月光』というツアー名には大人のパーティ的なテーマがあるらしい。朝までパーティを楽しみましょう! と誰か(岸本ゆめのさんだったか)が言って次の曲に移る場面がある。もちろん実際に朝までコンサートが続くということはなく、開始時間も終演時間も厳密に管理されている。そもそも我々には朝までパーティを楽しむような社交性も体力もない。(女性グループで月をツアータイトルに入れるのはちょっとギョッとしてしまうが、私の考えすぎだろうか。ほら、女性で、月ってさ。)

最近たまにYouTubeでコンサートを最前から映した映像が公開されるけど、アレではとうてい伝わりようのない、特別な臨場感、画質、迫力。最前付近の悦楽というのは実際に体験しないと想像すら難しい。この経験を記録して再体験できるVR装置が欲しい。小野さんは右ワキの内側が少し赤くなっていた。左ワキと肩の間に虫刺されのような跡があった。

私は数週間前にHIIT (high intensity interval training)をやるようになってから、アスリートさんへの尊敬が増している。自分がどういう動きをどれくらいするときついのか知ると、フットボーラーさんたちがいかに凄いのかがよく分かる。あれだけ走るのがどれだけ大変なことか。仲川輝人さんの超人的なスプリント、献身的な守備。今日、つばきファクトリーにも同じことを思った。身体のキレ。連続的に踊りながら歌って息が上がらない心肺能力。持久力。その上、優美な身体の使い方。ケチのつけどころがないスタイル。運動は私が才能もなく能力開発も怠ってきた分野なので、自分が少しでもやってみることで如何にプロが凄いかというのを再認識できるようになった。

8人を半々に分けて、4人ずつが交替して着替える時間。
・岸本ゆめのさん、山岸理子さん、新沼希空さん、小野瑞歩さん。小野さんに関するクイズ。岸本さんが小野さんの誕生日を10月29日と間違える。回答者は本人。
新沼さん:二人で食事に行った中で一番おいしかったのは? 焼肉。不正解。正解は、もつ鍋。それと迷った! と悔しがる小野さん。
山岸さん:最初に二人でご飯を食べたのはどこ? つるとんたん。正解。一回くらいしか二人で食事に行っていないよねと小野さん。2回くらいあるよ、池袋サンシャインにも行ったと山岸さん。
岸本ゆめのさんの出題前に時間切れ。楽屋で小野さん。インスタに載せると宣言する岸本さん。
・谷本安美さん、秋山眞緒さん、小野田紗栞さん、小片リサさん。
秋山さん:昨夜ホテルで同部屋のみずほちゃんにサプライズでお誕生日を祝った。みずほちゃんがお風呂に入っている間に部屋を飾った。みずほちゃんはいつもお風呂が早い。5分以内。昨日は特に早くて3分半くらいだった(これらの時間は私の記憶違いかもしれない)。あ、でもちゃんとキレイに洗ってますよ。風船が膨らませきれず、本人にも膨らませてもらった。
谷本さん:昨日、研修生ユニットさんとご飯を食べた。私は海鮮丼を頼んだ。みずほちゃんが欲しそうに見てくる。顔をすぐ側に寄せて無言で訴えかけてくる。みずほちゃんはいくらを食べると喉が痒くなるのであげないつもりだったが、一粒だけあげた。するとみずほちゃんは喉が痒くなって飲み物を4杯くらい飲んでいた。
小野田さん:おみずはラインを返すのが遅い。既読がつかない。(会う)予定を立てようとしてもその日が過ぎてから既読がつく。すぐ返事来るよ? と無邪気にぶっ込む秋山さん。残りの二人も同意。10秒くらい(私の聞き違えかもしれない。Twitterで40秒と書いている人がいた)で来ることもある。小野田さんによると、おみずの既読がつくのは一週間くらいかかるという。会場にいる全員が何かを察する。ざわついてヤバい空気になるフロア。さおりだけ?? と泣きそうな顔を作る小野田さん。次に行こう、と半ば強引に締めて曲に移るメンバーさんたち。コレはめっちゃくちゃ面白かった。一切の動揺を見せずに次の曲をパフォームする小野田さんの強靭な精神力。さすが一人旅とブログで称した江ノ島への滞在中に男と二人で映った写真が流出し、肉体関係を半ば認めつつ平然とアイドルさんを続けるだけある(こう書くとディスっているように見えるかもしれないが、私は彼女のことを高く評価している)。

アンコールは、みずほ! あんみぃ! だった。徐々にテンポが速くなっていくという私にとっては初めて経験するパターンだった。小野瑞歩さんが最後のコメントで触れたところによると、どうやら札幌公演ではコレが恒例らしい。

小野田紗栞さん:私、北海道が大好きなんです。
フロアの中年男性:オレモー!!
小野田紗栞さん:あ、そうですよね…。
谷本安美ちゃんが最近ツンデレなんです、と我々に訴える小野田さん。笑う谷本さん。詳しくはブログに書くという。

小野瑞歩さん:緊張していた。お客さんの顔が見られなかった。『今夜だけ浮かれたかった』くらいまで。それはかなり終盤なのでフロアからエーイング。もう一度やりたい。(まだ一公演あるよとフロアの誰かが言った模様)そうなんですけど、一公演目をもう一度やりたいです。

岸本ゆめのさん:みずほちゃんの誕生日を間違えたが、問題ない。家族みたいなもの。みずほちゃんは緊張していた。開演前、ハグしたら心臓の音が聞こえた。

谷本安美さんの後に新沼希空さん:(何かを言ってからフロアの反応を見て)白けちゃった(苦笑)…。

終演後の全員握手

谷本安美さん(一人目):みずほおめでとう!(私のTシャツを見て言ってくれた。なんて出来た方なんだ。実は私はつばきファクトリーの中で谷本さんが二番目くらいに好きである。)

私:誕生日おめでとう!
小野瑞歩さん(三人目か四人目):ありがとう~!(しみじみとした感じで)

東京で行われる明日のバースデー・イベントは、1回目、2回目両方の入場資格を私は有している。2回目はたぶん大丈夫だけど、1回目に関しては間に合わないリスクがある。会社を15時半までに出る必要がある。でも最悪、明日の1回目は入れなくても悔いはない。今日が小野瑞歩さんの誕生日。小野さん単独のイベントではなく集団のコンサートだが、今日の方が重要なのではないか。お誕生日の当日かそうじゃないかは、フットボールを生中継で観るか録画で観るかくらいの違いがある。バースデー・イベントの席は2回ともよくないが、今日のこの公演でこの場所、この位置にいられたのが感慨深い。今日と明日の小野瑞歩さんスペシャルの四公演。初っ端がハイライトだった。

14時17分に本編終了、14時39分に公演終了。14時55分、握手を経て会場の外。次の開場時間15時半までもうすぐ。そのままペニーレーン24脇の空き地で待機。15時15分から番号の呼び出しが始まる。

夜公演 15時半開場、16時開演

いわゆる影アナは谷本安美さん。私、谷本安美の地元。なまら楽しんでいきましょう! と我々の士気を高める谷本さん。私の整理番号は186番だった。発行された番号は250番か300番くらいまであったようだ。入場した時点では、6割くらいのスペースは埋まっているが、開き直っていちばん後ろに行くのはちょっともったいないくらいの人の入り具合だった。左側(女性限定エリアがある方)の後方を選択。開演前、あんみぃ! あんみぃ! の集合的な掛け声。どんどん速くなる。

昼と比べるとセットリストを思ったよりも変えてあった。これはありがたい。複数回、観る甲斐がある。もっともこのツアーは3回しか見ないが(後日談だが10月6日の仙台夜公演のチケットを一般販売で買い足したので4回になる)。『夢幻クライマックス』(℃-ute)では思わずイントロで声が出た。聴きながら℃-uteさんの姿が頭にフラッシュバックする。つばきファクトリーさんの歌唱はまだ往年の℃-uteさんの域ではないが、ダンスは目を見張るものがあった。このような魅せる曲を堂々とパフォームできるようになったんだ、彼女たちは。『私がオバさんになっても』をやってくれたのも私は嬉しかった。この集団に凄く合っている曲な気がする。アイドルさんからファンへの問いかけに思える、色々と考えを巡らさざるを得ないリリック。ここにいる人たちのほとんどはつばきファクトリーさんがおばさんになったら見向きもしなくなる。既にBEYOOOOONDSさんに流れた人もいるだろう。そもそも彼女たちのほとんどはオバさんになるまで産業に残れない。アイドルさんたちはどんどん若い子と入れ替わっていき、個々のオタクさんは老齢化し続ける。

着替え時間を兼ねたトーク・セグメント。
・小片リサさん、谷本安美さん、小野瑞歩さん、秋山眞緒さん。今日は私の凱旋なのにみずほちゃんが主役になっていてイヤだ(谷本安美さん)、今日だけは許して…(小野瑞歩さん)的な小芝居からの、どっちが主役かを決めようという流れに。凱旋派、お誕生日派に分かれて討論。
凱旋派:小片リサさん、谷本安美さん
誕生日派:小野瑞歩さん、秋山眞緒さん
谷本安美さん自身が小野瑞歩さんのお誕生日を祝して爪をエメラルド・グリーン(小野さんの色)に塗っている点を指摘される。
・岸本ゆめのさん、新沼希空さん、山岸理子さん、小野田紗栞さん。
誕生日派:岸本ゆめのさん、新沼希空さん、山岸理子さん。誕生日は365日に一日しかない。この世に生まれた日という大切な日。凱旋は年に二回以上やらせてもらえることもある。
凱旋派:小野田紗栞さん。静岡への凱旋公演を欠席したことがあるので、凱旋への思い入れが強い。
結論としては、ファンの方が両方を祝ってくださるので、どっちも大事! という予定調和。着替えを終えて合流した小片リサさんが一言:やっぱり?

17時16分、本編終わり。あんみぃ! みずほ! 例によって速くなっていく。これ以上は無理というところで終わって、少しの間を置いて再びゆっくりとみずほ! あんみぃ! が始まる。その繰り返し。オタクさんの主流を占めるであろう関東民が気軽に遠征できる土地ではないからこういう地域性が出やすいのかな。おそらく他の地方都市での公演に比べて地元民率は高かったんだろうね。

小野田紗栞さん:全員と目が合いましたよね? (挙手したのは少数派)三分の一くらいは手を上げてくれてよかったです。前に聞いたときは三人くらいしか手を上げなかったので。

小野瑞歩さん:誕生日にこんなに大勢の人に祝ってもらったことがなかった。…いやウソかも。ライブで(は初めて)。

谷本安美さん:ただいまー!!
横浜生まれヒップホップ育ち埼玉在住、今日が北海道初上陸の私:お帰りー!!

新沼希空さん:また白けちゃった(苦笑)…。お祝いの人(谷本安美さん)の後に話すのはつらい。

小片リサさん:つばきファクトリーのカッコいいところと可愛いところを見つけてもらえたんじゃないかと思います。次に見たらカッコいいところが可愛いところに、可愛いところがカッコいいところに変わっているかもしれない。だから来週も観に来なきゃダメ。

終演後の全員握手

小野瑞歩さん:明日は??
私:行く行く!
小野瑞歩さん:やったぁ! 頑張ります!

新沼希空さん:ねえねえこれカッコミズ面白いね
※私が着ている小野(瑞)と印字されたTシャツの(瑞)を指している

18時20分頃、Twitterで相互フォローしている初対面の地元民さんと札幌駅で合流。思ったより時間がない。20時25分の快速エアポートに乗る必要がある。吟味している時間がないもんで適当に入った居酒屋。びっくりするくらいフェイク。新鮮味のない刺身。スーパーマーケット・クオリティの寿司。どこでも食えそうなザンギ。店員の威勢だけでもっているような店。ココが特別ハズレというよりは、札幌駅前はあんまり目ぼしい店がなさそう。札幌駅前の景色は、既視感のある地方都市。目新しさがない。もちろん観光客を楽しませるために街があるわけじゃないんで、地元で生活している人からすれば余計なお世話なんだが。年間100現場を達成されたことがあるという地元民さんから、札幌の現場事情を伺う。ありとあらゆる無銭現場に現れて無銭で鑑賞し曲中にシャドー・ボクシングのムーヴをする有名おまいつ通称シャドーという人物の存在等、札幌ストリートの情報を仕入れることが出来た。

21時2分、新千歳空港。21時30分の飛行機で羽田へ。北海道に来たという実感がないまま東京に帰る。朝に羽田から札幌に飛んでそのままコンサート会場付近に直行して昼食を摂ってコンサートを二公演観て地元の紳士と会食してこれからまた飛行機で帰ってるだけだからな。本当に北海道に来たと言えるのか分からない。寒くなるのかと思いきや最後までTシャツ一枚で大丈夫だったし、旅情を感じる要素がほとんどなかった。心残りはMC松島さんのご実家のイタリアンに行けなかったことだ。日曜日が定休日なので。次の機会に。中央区南1西5-20-2Fにあるトラットリア・トレンタ。ココを訪れてから聴くMC松島さんの曲は鳴りが違うんだろうな。

23時29分、羽田に到着しジョルダンのiPhoneアプリで帰りのルートを検索すると、家の最寄り駅までの終電に間に合わないことが判明した。楽天トラベル。23時39分、池袋のホテルを予約。24時を過ぎてもチェック・インが出来る。助かった。24時33分に池袋着。24時48分、ホテルにチェック・イン。無駄に出来る時間はない。早く寝て、明日の労働とバースデー・イベントに備えないといけない。